冷却塔のVプーリー交換と構造理解の重要性
冷却塔のVプーリー交換に備え、新品が入荷したため、社内で組み立てを行いながら構造の勉強をしています。どのように分解するのか、実際に冷却塔へ組み付ける際の手順はどうするのか。こうした理解があるかないかで、トラブル時の対応力が大きく変わります。日頃から冷却塔に関する知識を深めておくことで、いざという時の迅速な対応が可能になります。
Vプーリーの定期交換が必要な理由
冷却塔のVプーリーは、定期的な交換が必要です。摩耗が進むと、ベルトが滑りやすくなり、モーターの力が正しく伝わらず、冷却ファンの回転不良などのトラブルを引き起こします。
交換の目安は5~7年。特にモーター側のプーリーはファン側よりも小さく、回転数が多いため、摩耗が早くなります。そのため、モーター側のプーリーは1回の交換に対して、ファン側の大プーリーは3回に1回の交換で済みます。
交換時期の見極め方
目視点検の際、Vベルトを掛けた状態でプーリーの溝にベルトが深く食い込んでいる場合は、交換のタイミングです。このサインを見逃さずに、早めの対応を心がけることで、冷却塔の安定稼働を維持できます。
冷却塔のトラブルを未然に防ぐためにも、日頃から構造を理解し、適切なメンテナンスを行っていきたいですね。
