資金繰りと試算表でつくる、攻めの経営
うちは、税理士さんとのやり取りがほとんどありません。
よく聞く「これは経費になりますか?」みたいな相談も、うちではあまり発生しないんです。というのも、必要経費以外は基本的にお金を使わないから。シンプルな経営を徹底しています。
試算表は社内で完結。スピード重視の財務管理
試算表はすべて社内で作成していて、締めから5日以内には社内チェックが完了します。銀行さんから「毎月の試算表があるのはすごいですね」と驚かれることもありますが、うちでは当たり前の話。創業当初からずっと続けている習慣なんです。
この習慣の背景には、起業直後に経験したリーマンショックがあります。当時は資金繰りが本当に厳しくて、「お金がない」ことの怖さを身をもって知りました。そこから、資金繰り表と試算表は毎月かならず確認するクセがついたんです。
数字を読む力が、経営の武器になる
お金の流れが見えていれば、経営の選択に迷いが少なくなります。
いい時も悪い時も、数字を把握していれば「今なにをすべきか」が自然と見えてくる。だからこそ、攻めの判断もできるし、思い切った一手も打てる。
経営って、感覚も大事だけど、数字に裏付けされた行動のほうが強い。
日々の財務管理は地味かもしれませんが、積み上げてきた試算表が、経営の“武器”になる。そんな感覚で、これからも数字と向き合っていきます。