仕事は量より誰とやるか。そう思うようになった理由
数年前に取引を終えたお客様から、別の商社さんを通じて冷却塔の問い合わせがありました。
かなり困られているようですし、本来なら力になりたいと思っています。
でもそのお客様とは、以前うちの技術やノウハウを使ったあとで取引を切られた経緯があります。
正直、今回もまた同じことになるのではないか。
そう思うと、まだ受けるかどうか迷っています。
会社を始めた頃は、とにかく仕事が欲しくて、頼まれた仕事は基本的に全部受けていました。
ただ、そういう仕事ほど長くは続きませんでした。
値段の話ばかりになり、手間は増えるのに利益は残らず、最後は他社に変わる。
一生懸命やっても、何も残らないことが多かったんです。
何年も経営を続ける中で、会社が安定するのは仕事の量ではなく、どんなお客様と仕事をするかで決まると分かってきました。
大事にしてくれるお客様。
価値を分かってくれるお客様。
長く続くお客様。
そういうお客様との仕事が増えると、会社は少しずつ安定していきます。
逆に、価格だけで選ぶお客様、人を大事にしないお客様との仕事が増えると、会社は苦しくなります。
だから今は、売上だけでは決めません。
この会社と長く続けられるかを、一番大事にしています。
今回の仕事は、まだ答えが出ていません。
でもひとつだけはっきりしているのは、これからの会社を作るのは仕事の量ではなく、誰とやるかだということです。

