スケールで詰まった配管の洗浄

こんにちは、「技術と安心のサプライヤー」セールスエンジの杉山です。

 

スケールで配管が詰まってしまい水が流れないので、どうにかできませんか?

とのご依頼を頂きました。

 

 

 

冷却塔(クーリングタワー)の配管を外して見ると、カルシウムがびっしりと析出していました。

 

冷却水を入れ替えずに使い続けると、水が濃縮し、カルシウム、マグネシウム、シリカなどが過飽和状態となりスケール化します。

水の濃縮についてのブログ記事は、こちら

 

すごいでしょ!ガチガチです。配管が閉塞して、こんなになるんですよ。

 

炉のジャケットなどは、配管が詰まると冷却水の流速が下がり、水温が上昇します。すると、生産は停止です。さすがに、ここまで配管が詰まると、ジャケットの中もスケールだらけです。

 

そこで、スケール洗浄液を使って、配管、炉体ジャケット、電極と一気に洗浄することにしました。

 

まずは、洗浄する前には、詰まっている成分を知る必要があります。カルシウムが多いのか、シリカが多いのか、それによって使用する洗浄剤の成分を選定します。

 

カルシウムには塩酸系、シリカにはフッ酸系の洗浄液を使います。

 

この映像は、配管に詰まったスケールのを洗浄液に漬けて溶解テストを行っています。

 

 

洗浄方法は、冷却水の入口と出口の配管にホースを接続し、循環ポンプで洗浄液を送液します。

 

洗浄液の濁り方を見ながら、1~2時間、循環したら、中和剤を入れ中和処理します。

 

最後は、水で配管内をすすぎ洗いしたら完了です。

 

洗浄廃液は、ご希望により持ち帰りマニフェストに沿って適切に産業廃棄物処理いたします。

 

スケール除去洗浄

スケール配管の洗浄後は、この通りです。

穴が狭くなっていても、わずかに水が通れば、スケールの洗浄は可能です。

 

スケール洗浄について、よくあるご質問をまとめました。

 

質問 『配管の材質は、何でもいいのでしょうか?』
答え 『アルミ・亜鉛などは溶けやすい金属のため洗浄できません。洗浄対象の材質は、鉄(SGP管)、ステンレス、塩ビ(PVC)、樹脂系、ゴムなどになります』

 

質問 『洗浄液は安全ですか?』
答え 『化学薬品のため、危険性はあります。作業は、長年の熟練者が行いますので、安全には十分考量して洗浄作業を行います』

 

質問 『スケールが付着するたび何回も洗浄できますか?』
答え 『鉄(SGP管)配管は洗浄した後、付着したスケールが無くなることで表面が錆び腐食しますので、あまり洗浄を繰り返すのはお勧めしません。ステンレスや塩ビ(PVC)は、腐食に強いので何度でも洗浄可能です』 洗浄後のスケール対策、水質管理については、こちら

 

質問 『スケールの洗浄工事にかかる費用はどれくらいですか?』
答え 『設備や現場の状況、配管の距離により費用が異なります。まずは、現地を訪問してお見積り致します』

 

こちらより、お気軽にお問い合わせください。

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