株式会社セールスエンジ

「設備の未来(あした)をささえる」
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Vol.39 「薬注ポンプが急に故障」緊急対応でスケール付着を防止!

お客様のお困り事

冷却塔(クーリングタワー)の点検を行っていた際、薬注ポンプが作動しておらず、水処理薬剤が添加されていないことが判明しました。そのことを、お客様へ不具合内容としてご報告しました。

重要な設備に使用されている冷却塔のため、水処理薬剤が添加できないと熱交換器にスケールが付着する可能性があり、至急対応が必要でした。

トラブルの原因

電源も入らない状態であり、内部がショートしているようでした。薬注ポンプは、屋外で使用されているため、水や湿気などで急に故障することがあります。

トラブル改善のご提案

新品への交換をご提案しました。しかし、すぐに手配をしても薬注ポンプの納期が1ヶ月掛かることが判明しました。その間、水処理薬剤が添加できないとスケール障害が発生する懸念がありました。

そのため、当社が水処理薬剤のテスト用に保有している薬注ポンプを貸し出し、仮設で取付け対応しました。後日、新品が入荷し交換を行いました。

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まとめ

薬注ポンプは突然故障することがあります。日常点検で動作確認を行っていれば、急な故障も早期発見することができます。また、薬剤がホースの先端から吐出されているか点検時に確認をすることで、水処理薬剤の添加不良による冷却水のトラブルを防ぐことができます。

記事を書いた人

杉山 哲也

株式会社セールスエンジ 代表取締役社長

杉山 哲也

「冷えない」「流れない」「詰まる」その時の不安を、すぐに解消できる存在でありたい。工場の安定稼働を陰で支える“縁の下の力持ち”として、冷却塔の管理に取り組んでいます。
このブログでは、専門的な内容をわかりやすく嚙み砕き、設備担当者の方がすぐに活かせるヒントを発信しています。
対応エリア:九州北部(福岡・熊本・佐賀・長崎・大分)

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