冷却塔(クーリングタワー)で薬剤を使っているのに、なぜ充填材が汚れるのか?

こんにちは、「技術と安心のサプライヤー」セールスエンジの杉山です。

 

「水処理薬剤を使っているのに、なぜ、冷却塔(クーリングタワー)の充填材が汚れるのでしょうか?」

 

冷却塔に水処理薬剤を入れていれば、充填材は汚れない。そう思われてませんか?

 

薬剤の効果は、充填材をきれいにする事じゃありませんので、薬剤を使っていても定期的な冷却塔清掃は必要なんですよ。

 

冷却塔は、冷却ファンによって外気を吸込み、充填材の表面をつたって流れ落ちる水が風と接触し、気化熱によって水が冷却されます。気化熱とは、人が汗をかいて、扇風機にあたると”冷っとする“あの状態で、冷却塔は、その仕組みを使って水を冷やしています。

 

クーリングタワー

 

 

とくに、充填材の外側は、濡れ乾きの状態が続くため、外気に含まれる埃や、水に含まれる不純物が水垢となって固着成長していきます。

 

冷却水処理薬剤は、水に含まれる不純物(カルシウムやシリカ)などのスケール化を防ぐ効果があるのですが、あくまでも水に浸っている状態でなければ効果はありません。

 

写真は、数年間、ノーメンテで使い続けた結果、充填材が目詰まりした状態です。こうなると、風が通らなくなり冷却塔は水を冷やせなくなります。

 

 

充填材への付着物が多い時に考えられる事は、

 

1)粉じんの舞う工場などに冷却塔(クーリングタワー)が設置されている

 

2)水の入れ替えをせずに使い続けて、水が過剰濃縮し不純物が高濃度の状態となっている

 

充填材の目詰まり、汚れは、清掃でしか解消できません。

 

毎月、毎月、薬剤コストを掛けているのにと思われるかもしれませんが、充填材への付着を減らすことが薬剤の役割ではありませんので、ご理解ください。

 

充填材は清掃を行わなければ、使用状況や環境によっては10年程度で交換が必要になる事もあります。取り替えとなると、充填材以外に取替え作業費、産業廃棄物処分費がかかるため、新規で冷却塔を設置するよりも割高となります。

 

冷却塔(クーリングタワー)は、適切な水の管理と年1回の清掃を行えば、20年〜30年と能力も低下せず使い続けることができます。

 

また、冷却効果も高まり、設備トラブルも減りますので、設備の維持管理において大切です。

 

夏を前に、冷却塔清掃を実施されてみてはいかがでしょうか。

 

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