冷却塔の充填材が汚れる理由とは?薬剤で防げない「目詰まり」を解決する方法
こんにちは、冷却塔トラブル改善プロ、セールスエンジの杉山です。
「水処理薬剤をきちんと使っているのに、なぜ充填材がこんなに汚れるのか?」
「薬剤を入れているから、清掃は必要ないと思っていたのに…」
現場の担当者様から、このようなご相談をよくいただきます。実は、薬剤には「得意な汚れ」「防げない汚れ」があるのです。
今回は、薬剤を使っていても充填材が汚れる本当の理由と、環境省も推奨する「清掃による省エネ効果」について詳しく解説します。

冷却塔の水処理薬剤には「限界」があります
多くの方が「冷却塔に薬剤を入れていれば万全」と思われがちですが、薬剤の効果が及ぶのは主に「水が常に流れている場所」だけです。
薬剤が効く場所
- 熱交換器の内部、配管内
- 下部水槽の藻やレジオネラ属菌の抑制
薬剤で防げない汚れ
冷却塔の充填材の外側(空気が入ってくる面)などは、水が完全にかかりません。ここに空気中の砂埃、排気ガス、粉塵が付着し、水の蒸発と共に濃縮されると「蒸発残留物」としてガチガチに固まってしまいます。
これは薬剤の良し悪しではなく、冷却塔の構造上、どうしても避けて通れない汚れなのです。
放置は厳禁!環境省も警笛を鳴らす「目詰まり」の損失
「薬剤で防げないなら仕方ない」と放置するのは非常に問題があります。
環境省の「温室効果ガス排出抑制等指針」でも、冷却塔の充填材の汚れが、工場全体の大きな損失につながることが指摘されています。
環境省の指針による重要ポイント
充填材にスケール(汚れ)が付着すると、熱交換効率が著しく低下します。これを清掃し、目詰まりを解消することで、冷凍機の負荷が低減され、大幅な消費電力の削減(省エネ)に繋がるとして、定期的な清掃が推奨されています。
参照元:環境省ガイドライン(PDF)
つまり、薬剤で守れない部分は、「プロの清掃」で補うことこそが、最も賢いコスト削減なのです。
充填材の清掃の重要性
蒸発残留物が付着している部分に水が掛かれば洗い流されますが、角形冷却塔の構造上、充填材の外側は水がかかりにくく、目詰まりを引き起こします。そのため、水処理薬剤を使用していても、定期的な清掃が必要です。
冷却塔の充填材目詰まりを清掃で復活させます。詳しくはこちらをご覧ください。
冷却塔の冷却仕組み
冷却塔は、冷却ファンによって外気を吸い込み、充填材の表面を伝って流れ落ちる水が風と接触し、気化熱によって水が冷却される仕組みです。気化熱とは、人が汗をかいて扇風機にあたると冷っとする現象と同じです。冷却塔はこの気化熱を利用して水を冷やしています。

「石のように固まったら交換」…その前にご相談ください!
よく「汚れが石のように固着したら、もう交換するしかない」と言われますが。確かに一般的な清掃方法では太刀打ちできません。
しかし、諦めるのはまだ早いです。
弊社では、メーカーが「交換」を提案するような重度のスケール詰まりに対しても、独自の洗浄技術で挑みます。
【再生事例】清掃でここまで復活します
BEFORE
薬剤を使っていても防げなかった、カチカチの目詰まり

AFTER
弊社の特殊洗浄後。風が通り、冷却能力が新品同様に!

自分たちで高圧洗浄を無理に行うと、充填材を破損させたり、剥がれたスケール屑が配管に詰まって設備を壊す恐れがあります。「これは手遅れかも」と思われた時こそ、私たちの出番です。
除去された大量のスケール屑
冷却塔内に残さず取り出すことで、設備トラブルを無くします。

動画で解説:充填材が汚れる仕組みと清掃の重要性
YouTubeの動画では、なぜ薬剤を使っていても汚れるのか、そのメカニズムをより詳しく解説しています。
まとめ:薬剤管理+年1回の清掃が「最強の延命策」です
水処理薬剤は、配管や熱交換器を守るために必須です。それに加えて、「薬剤の手が届かない充填材」を年1回プロの手で清掃する。
この組み合わせによって、通常7~10年と言われる充填材の寿命を20年、30年と延ばすことが可能になります。
「最近、水温が下がりにくくなった」「充填材の汚れがひどい」と感じたら、まずは弊社の無料診断をご利用ください。
現在、九州北部(福岡・熊本・佐賀・長崎・大分)限定で、現場診断にお伺いしています。
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