夏場に要注意!チラー(冷却水循環装置)の水質管理が不可欠な理由と対策
こんにちは、冷却塔トラブル改善プロ、株式会社セールスエンジの杉山です。今回は、夏場の温度上昇に伴って増えるチラー(冷却水循環装置)の水質トラブルと、その予防策についてお話しします。冷却水の水質悪化は、冷却性能に直接影響を与えるため、早期の対策が欠かせません。
夏の温度上昇が引き起こす冷却システムの課題
気温が上がる夏季には、冷却塔(クーリングタワー)やチラーの水質が悪化しやすくなり、トラブルが発生することが多くなります。冷却水の流れが悪くなり、熱交換器に汚れが詰まることによって、システムが効率的に動作しなくなる場合が増加します。
雑菌やコケの増殖が冷却効率を低下させる
冷却水の水質が悪化することで、雑菌やコケが増殖し、冷却効率が低下します。これにより熱交換器・凝縮器(コンデンサー)の中に汚れが蓄積し、流れが悪化してしまいます。状況が悪化すると、システムの停止が必要になり、逆洗や洗浄による清掃が不可欠です。
トラブルを予防するための水質管理
冷却システムのトラブルを未然に防ぐには、冷却水の水質を定期的に管理し、雑菌やコケの発生を抑えることが重要です。特にチラーは、スケール障害が少ないものの、雑菌や腐食に対する水質管理が必要です。
定期的な水質チェックの重要性
適切な水質管理により、冷却装置のトラブルを回避し、安定したシステム稼働を維持できます。定期的な水質チェックを行い、異常が見られる場合にはすぐに対策を講じることが重要です。
動画で解説
YouTubeの動画では、夏季における冷却システムの水質管理の重要性と具体的な対策方法について詳しく解説しています。ぜひご視聴ください。
まとめ
冷却システムの水質トラブルは、適切な管理により大幅に軽減できます。特に夏季には、雑菌やコケの増殖を防ぐことでシステムの安定稼働が期待できるため、定期的な水質チェックやメンテナンスが不可欠です。冷却水の問題にお困りの方は、ぜひ一度見直しを検討してください。
ご一読くださりありがとうございました。