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冷却塔トラブル改善プロ

チラー(冷却水循環装置)の冷却水 水質管理の必要性について

こんにちは、「冷却塔トラブル改善プロ」の杉山です。

チラー(冷却水循環装置)は、設備や機器の温度を一定に保つために使用されています。

チラーも冷却水の水質管理を行わないと、水に起因した様々なトラブルが起こります。

水冷式チラーでは、冷却塔(クーリングタワー)で冷却水を循環させてコンデンサーを介して冷媒ガスを冷やしています。冷却塔の循環水の水質が悪く、凝縮器(コンデンサ)にスケールが付いてくると、冷媒ガスを冷やせなくなりガスの圧力が高まり高圧カット(高圧異常)が発生し異常停止します。これは、冷凍機でも同じ現象が起こります。冷却塔(クーリングタワー)の水質が悪い事で、チラーがまともに稼働できなくなります。

その他、チラーで冷やしている冷却水に藻や雑菌が繁殖するなどして、チラーに内蔵された熱交換器が詰まったり、系内のストレーナが詰まり、冷却水が循環できなくなるなどのトラブルが起こります。

チラー(冷却水循環装置)では使用される冷却水によって、水質管理の方法や使用する薬剤の種類が異なります。

YouTubeでもチラー装置の冷却水水質管理について、お話しています。