Vol.17「藻の繁殖で頻繁に上部散水槽が詰まる」 水質管理と除菌剤で清掃頻度激減!
冷却塔(クーリングタワー)の上から水が溢れるトラブルについて、改善事例をご紹介いたします。
お客様からの相談内容
冷却塔(クーリングタワー)の上での清掃作業が高所作業で危険であるため、困っており、改善を希望されました。
現場の状況
冷却塔(クーリングタワー)に上がると、上部散水槽が藻で詰まり、水が溢れていました。そのため、毎月の上部散水槽の清掃が行われていました。また、他の工場での転落事故があり、高所作業が制限されていました。藻は上部散水槽だけでなく、充填材にも繁殖していました。

トラブルの原因
冷却塔(クーリングタワー)の上部散水槽は日光を浴びやすく、藻が光合成によって大量に繁殖します。清掃しても藻の菌が残り、再び繁殖します。また、冷却水の入れ替えが少なかったため、濃縮が進み、設備側ではスケール障害も発生していました。
トラブル改善のご提案
冷却塔(クーリングタワー)の清掃に高圧洗浄機を使用し、藻を取り除きました。さらに、除菌剤の添加や自動ブロー装置の導入を提案しました。

導入いただいた自動ブロー装置です。

お客様の声
提案された解決策により、トラブルが解消し、清掃頻度が減少しました。お客様からは、安心して冷却水を管理できるようになったとの声をいただきました。
当社では、同様のトラブルに対する解決策を提案しています。お気軽にお問い合わせください。
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