株式会社セールスエンジ

「設備の未来(あした)をささえる」
冷却塔トラブル改善プロ

冷却塔(クーリングタワー)保守管理(訪問点検)の作業内容

冷却塔(クーリングタワー)の水質管理点検

日頃、セールスエンジがおこなっている冷却塔(クーリングタワー)の水質管理点検作業について、ご説明いたします。

冷却塔は、水質管理をきっちり行えば水処理薬剤の効果が最大限引き出され、スケール障害や藻の繁殖、腐食が抑制されます。その結果、設備トラブルが減り、設備の安定稼働へとつながります。

動画で点検作業をご覧ください

動画で点検作業の様子をご確認いただけます。

自動ブロー装置の動作チェック

自動ブロー装置

自動ブロー装置は、電気伝導率が設定された範囲を超えた場合にブロー弁が作動し、冷却水の過剰濃縮を防ぐ重要な装置です。

定期的な点検により、故障の早期発見とトラブルの最小限化を図っています。

電気伝導率センサー

自動ブロー装置と連動して作動する電気伝導率センサーの点検も行います。清掃とポータブル型の電気伝導率計による確認で、正常な値を維持します。

ポータブル型電気伝導率測定器

電気伝導率計

現場で冷却水の電気伝導率を測定し、管理装置の適切な動作を確認します。

薬注ポンプ

薬剤を冷却水に注入する薬注ポンプの動作確認も行います。薬剤の適切な注入量を管理し、安定した水質を維持します。

薬剤濃度測定器

冷却水の薬剤濃度を測定し、適切な薬剤の注入量を調整します。現場での測定により、異常を早期に発見し対応します。

点検時に薬剤濃度が低い場合は、基礎投入で薬剤を一括投入し濃度を上昇させます。

塩素濃度測定器

冷却水中の塩素濃度を測定し、適切な濃度を維持します。塩素は藻や雑菌の繁殖を抑える重要な役割を果たします。

固形塩素溶解装置(SCフィーダー)

固形塩素剤を用いて塩素を冷却水に溶かす装置の点検もおこないます。適切な塩素濃度を保つため、定期的な補充を行います。

薬剤タンク

薬剤を保管し、薬注ポンプと連動して作動します。薬剤の残量を確認し、定期的な補充を行い、安定した水質管理を実現します。

採水ボトル

冷却水や補給水の採水を行い、分析センターに送付します。分析結果に基づき、水質管理を調整し、適切な対応を行います。

冷却(クーリングタワー)点検報告書

点検作業の結果は、点検報告書としてPDFファイルでご提供いたします。不具合や異常があった場合、履歴を確認し原因特定に役立てられます。

水質分析報告書

点検作業後、1週間程度で水質分析結果が送られてきます。これに基づき、水質管理の調整を行い、安定した運用をサポートします。

まとめ

以上が冷却塔(クーリングタワー)の水質管理点検作業の流れです。セールスエンジでは、毎月の点検をきっちり行うことで水処理薬剤の効果を最大限引き出し、設備の安定稼働へとつなげます。ご質問やご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

冷却塔の水質管理について、詳しくはこちらをご覧ください。