株式会社セールスエンジ

「設備の未来(あした)をささえる」
冷却塔トラブル改善プロ

腐食とは

金属は、水と酸素があるとサビます。冷却水系統では、一般的に金属が使われているため、腐食が起こります。

さらに、工場に設置された冷却塔では、煙突からの排気ガスや酸性のガスが混入することがあり、これによって腐食が助長されるため注意が必要です。

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冷却水系統の腐食対策

冷却水系統の腐食を防ぐ方法として、防食剤の使用があります。具体的には、金属の種類に応じた適切な防食剤を選び、冷却水に添加することで腐食を防止します。腐食は金属と水、酸素の相互作用で発生するため、酸素を水から取り除くことも有効な対策です。また、水の塩分濃度やpH値などの管理も重要です。

防食剤の種類と金属の材質に対する効果

防食剤の種類とそれらの材質に対する効果は、金属によって異なります。例えば、軟鋼の防食には「亜硝酸塩やモリブデン酸塩」と呼ばれる酸化被膜型の防食剤が一般的に使われます。銅系金属の防食剤には「アゾール化合物」の防食剤が使用されます。適切な防食剤を選ぶことで、金属材料の耐久性を向上させ 、腐食を防ぎます。 

動画で詳しく解説

YouTubeの動画で、冷却塔でおける水処理の必要性について解説しています。ぜひご視聴ください。

記事を書いた人

杉山 哲也

株式会社セールスエンジ 代表取締役社長

杉山 哲也

「お客様の『困った』を解決し、日本製造業の生産性向上に貢献する」を理念に、冷却塔の水質管理やメンテナンスで工場の安定稼働を支える専門家。ブログでは、冷却塔や水処理に関する役立つ情報を発信しています。
冷却塔のトラブルでお困りでしたら、お気軽にご相談ください。

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