腐食とは
冷却水系統の腐食とは
金属は、水と酸素があるとサビます。冷却水系統では、一般的に金属が使われているため、腐食が起こります。
さらに、工場に設置された冷却塔では、煙突からの排気ガスや酸性のガスが混入することがあり、これによって腐食が助長されるため注意が必要です。
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冷却水系統の腐食対策
冷却水系統の腐食を防ぐ方法として、防食剤の使用があります。具体的には、金属の種類に応じた適切な防食剤を選び、冷却水に添加することで腐食を防止します。腐食は金属と水、酸素の相互作用で発生するため、酸素を水から取り除くことも有効な対策です。また、水の塩分濃度やpH値などの管理も重要です。
防食剤の種類と金属の材質に対する効果
防食剤の種類とそれらの材質に対する効果は、金属によって異なります。例えば、軟鋼の防食には「亜硝酸塩やモリブデン酸塩」と呼ばれる酸化被膜型の防食剤が一般的に使われます。銅系金属の防食剤には「アゾール化合物」の防食剤が使用されます。適切な防食剤を選ぶことで、金属材料の耐久性を向上させ 、腐食を防ぎます。
動画で詳しく解説
YouTubeの動画で、冷却塔でおける水処理の必要性について解説しています。ぜひご視聴ください。