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冷却塔トラブル改善プロ

冷却塔(クーリングタワー)清掃の間隔と時期

こんにちは、「冷却塔トラブル改善プロ」の杉山です。

冷却塔(クーリングタワー)の清掃をどれぐらいの周期でやった方がいいのか、相談を受けることがよくあります。また、新規の清掃依頼を受けると、「4、5年洗ってない」という声を聞きます。今回は、冷却塔清掃の間隔と時期について詳しく説明いたします。

水質管理をしている場合の清掃間隔

冷却塔メーカーは1年に1回の冷却塔清掃を推奨しています。1年というのは、水質管理を適切におこなっている冷却塔での推奨時期です。

弊社が水質管理をおこなっているお客様に対しても、1年に1回を推奨しています。清掃間隔が5年程空いてしまうと、スケール等の汚れが充填材の奥の方まで詰り、高圧洗浄機でもかなり落としづらい状況になってしまいます。それだけ清掃をしていないと、トラブルを抱えながらも、騙し騙し使用している状況が多いため、清掃しても汚れが落ちづらくなります。

1年に1度の清掃をおこなえば、冷却塔が綺麗な状態を保つことが出来るため、効率よく稼働し、トラブルも発生しなくなります。冷却塔設備の延命にもなるため、1年に1回の清掃をおすすめします。最低でも2年に1回は清掃を行わないと、なんらかのトラブルが発生する可能性が高まります。

また、1年ごとに清掃をおこなえば、充填材の交換時期も長くなります。冷却塔メーカーでは、充填材の交換時期を7年ほどとされていますが、適切な水質管理と定期清掃をおこなえば、20~30年は使い続けることができます。

水質管理をしていない場合の清掃間隔

水質管理をしていない場合、3ヵ月ほどで汚れがひどくなりますので、頻繁に清掃を実施しないと、運転効率が低下し、設備トラブルに発展します。

清掃の時期

清掃の時期は12月から梅雨前までに清掃を行うことを推奨します。冬場は気温が低いので、冷却塔に掛かる負荷が比較的低い状態です。逆に夏場になると、冷却塔に掛かる負荷が上がりますので、夏場にも100%のフル稼働をさせるために、12月から梅雨前までに清掃を行うことをおすすめします。

冷却塔清掃の実績

弊社では、冷却塔の清掃に関して数多くの実績と経験を積んできております。ノウハウや技術に関しては自信があります。冷却塔清掃の実績については、こちらをご覧ください。

動画について

YouTubeの動画では、冷却塔(クーリングタワー)清掃の間隔と時期ついて解説しています。