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冷却塔の自動ブロー方式 2パターンの違い

冷却塔の自動ブロー方式2パターンの違い

このページでは、冷却塔(クーリングタワー)の自動ブロー方式 2パターンの違いについてご説明します。

オーバーフロー排水ブロー方式

冷却塔(クーリングタワー)や冷却水ピットに補給水を給水して水を溢れさせて入れ替える方法です。

メリット

一般的な方法であり、給水した分を排水するため安定したブローダウンがおこなえ過剰濃縮などのトラブルが少ない。

引き抜き排水ブロー方式

冷却水循環ポンプの吐出圧を利用し、冷却水の配管から冷却水を排水させ、水が減った分をボールタップから給水する方法です。

メリット

地下にピットがあり、給水によるオーバーフローができない場合にブローダウンができる。

デメリット

  • ブロー弁に異物などが詰まると冷却水の過剰濃縮がおきることがある。
  • ブローの排水量が多くボールタップからの給水が追い付かない場合、冷却水の水位低下で循環ポンプのエア噛みが起きることがある

動画で詳しく解説

YouTubeの動画で、冷却塔の自動ブロー方式、2パターンの違いについて、詳しく解説していますので、ぜひご視聴ください。

記事を書いた人

杉山 哲也

株式会社セールスエンジ 代表取締役社長

杉山 哲也

「お客様の『困った』を解決し、日本製造業の生産性向上に貢献する」を理念に、冷却塔の水質管理やメンテナンスで工場の安定稼働を支える専門家。ブログでは、冷却塔や水処理に関する役立つ情報を発信しています。
冷却塔のトラブルでお困りでしたら、お気軽にご相談ください。

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