株式会社セールスエンジ

「設備の未来(あした)をささえる」
冷却塔トラブル改善プロ

Vol.46 冷却塔の薬剤タンク劣化問題とその対策

お客様の課題

当社がおこなう冷却塔(クーリングタワー)の点検では、水処理薬剤のタンクの目視確認します。今回の点検で薬剤タンクの蓋にひび割れを発見し、お客様に不具合の内容をご報告しました。

トラブルの原因

薬剤タンクは屋外で使用されていることが多く、設置から10年ほど経つと紫外線の影響で劣化することがあります。タンクの蓋が割れていると、そこから水が入り薬剤が薄まってしまいます。水処理薬剤が薄まると、冷却水に添加した際に薬剤濃度が低下し、その効果が十分に発揮されなくなります。

トラブル改善のご提案

タンクの蓋のみを新品に交換することをご提案しました。薬剤タンクは部品として入手可能なので、タンク全体を交換せずに、蓋だけを交換することができます。

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まとめ

薬剤タンクは紫外線によって劣化し、破損することがあります。定期点検でヒビや破損による液漏れの確認を行うことで、水処理薬剤の漏洩事故を未然に防ぐことができます。

記事を書いた人

杉山 哲也

株式会社セールスエンジ 代表取締役社長

杉山 哲也

「お客様の『困った』を解決し、日本製造業の生産性向上に貢献する」を理念に、冷却塔の水質管理やメンテナンスで工場の安定稼働を支える専門家。ブログでは、冷却塔や水処理に関する役立つ情報を発信しています。
冷却塔のトラブルでお困りでしたら、お気軽にご相談ください。

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