冷却塔トラブル解消!水処理薬剤の効果を最大限に引き出す方法とは?
水処理薬剤の効果を最大限に引き出す方法
こんにちは、冷却塔トラブル改善プロ、株式会社セールスエンジの杉山です。今回は、水処理薬剤の効果を最大限に引き出す方法についてお話しします。冷却水のトラブルに悩んでいる方にとって、これは非常に重要なポイントです。
水処理薬剤の効果が感じられない理由
多くの方が水処理薬剤を使用しても、効果が感じられないとおっしゃいます。新たに冷却水のトラブルが発生し、困っているという相談も多く寄せられます。現場を訪れると、薬剤は使用されているものの、効果が見られないことが分かります。この問題の根本には、水の管理が不十分であることが多いです。
水の入れ替わりと薬剤の効果
冷却水は常に入れ替わっています。例えば、ボールタップからの給水や循環ポンプのグランドパッキンからの漏水により水が少しずつ入れ替わります。これにより、薬剤の濃度が徐々に低下し、本来の効果を発揮できなくなります。スケール防止や腐食抑制などの目的が達成できなくなるのです。
適切な薬剤の添加方法
薬剤を効果的に使用するためには、以下の点が重要です。
- 一定の濃度を保つ:冷却水に一定の濃度で薬剤を添加し続けることが必要です。これにより、薬剤の効果を最大限に引き出すことができます。
. - 水の入れ替わりを考慮:水の入れ替わりを見越して薬剤を添加する、または水を捨てずに再利用する工夫が求められます。
. - 適切な管理と分析:毎月の水質分析書を提出してもらい、薬剤の濃度が適正に維持されているかを確認することが重要です。
動画で解説
YouTubeの動画では、なぜ水処理薬剤は添加するだけでは効果が発揮できないのかについて解説しています。ぜひご視聴ください。
結論
水処理薬剤の効果を最大限に引き出すためには、薬剤の購入だけでなく、水の管理と分析が不可欠です。薬剤メーカーに毎月の分析書を求め、適切な濃度管理を行うことで、冷却水のトラブルをほぼ完全に防ぐことができます。
冷却水のトラブルでお困りの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。ご一読いただきありがとうございました。