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冷却塔の水質管理に欠かせない「水の分析書」とは?

こんにちは、冷却塔トラブル改善プロ、株式会社セールスエンジの杉山です。今回は、冷却水の処理薬剤を使用する際に必要となる「水の分析書」について解説します。このブログでは、水の分析書の必要性や効果について詳しく説明しいたします。

水の分析書とは?

冷却水の水処理薬剤を使用しているユーザーは、薬剤メーカーから毎月、水の詳細な分析結果を示した「水の分析書」を受け取ることが一般的です。この分析書は、水の状態や薬剤の濃度を確認するための重要な書類です。

水処理薬剤の効果確認

水処理薬剤は見た目ではその効果を判断することができません。分析書によって、冷却水の詳細な水質を把握することができます。例えば、カルシウムやシリカの値が析出の限界を超えていないかを確認します。これにより、適切な水処理が行われているかをチェックすることが可能です。

薬剤濃度の管理

薬剤が適切な濃度に保たれているかを確認するために、分析書は非常に重要です。薬剤濃度が低すぎると効果が薄れ、高すぎると無駄なコストが発生します。分析書を用いることで、最適な薬剤濃度を維持することができます。

トラブルの予防

毎月の分析書により、水質の変化やトレンドを把握し、トラブルの兆候を早期に発見することができます。これにより、予防的なメンテナンスが可能となり、大きなトラブルを未然に防ぐことができます。

ユーザーへの推奨

もし、水処理薬剤を使用しているのに分析書を受け取っていない場合は、薬剤メーカーに相談して分析書を提供してもらうように依頼することを推奨します。分析書は水質管理において欠かせないツールです。

動画で解説

YouTubeの動画では、水処理薬剤の効果確認やトラブルの予防について詳しく解説しています。ぜひご視聴ください。

まとめ

水の分析書は、冷却水の管理において非常に重要な役割を果たします。適切に管理することで、効率的で安全な運用が可能となります。ご一読くださりありがとうございました。