株式会社セールスエンジ

「設備の未来(あした)をささえる」
冷却塔トラブル改善プロ

冷却水が冷えなくなる原因

こんにちは、「冷却塔トラブル改善プロ」の杉山です。

暑い日が続きますね、、、気温が36度を超えております。

さすがに、これだけ暑いと「冷却水が冷えなくなったのですが」と言った問い合わせを頂きます。

冷却水の水温が上がると、機械の温度が上がり緊急停止します。

「設備が止まって生産ができなくなった」

「空調が止まって暑い」

冷却塔(クーリングタワー)が冷えなくなる原因で多いのが、冷却水の循環ポンプ入口に付いているストレーナの目詰まりです。

ストレーナが目詰まりする原因

夏場は、冷却水の水温が高いのでスライムが繁殖しますので、ストレーナが詰まる原因となり、水が流れなくなります。トラブルを防止するには、定期的に冷却塔の清掃を行なう必要があります。

冷却塔(クーリングタワー)で藻が繁殖する原因

冷却塔(クーリングタワー)の藻の繁殖は、冷却水に混入した微生物や菌が原因です。冷却塔は同じ水を循環させているため、外気とともに運ばれてきた微生物や菌が冷却水に混入します。冷却水には、藻が増殖するのに必要な栄養分がたくさん含まれています。カルシウムやマグネシウムなどのミネラルや、外気に混ざって侵入するバクテリア(雑菌類)などです。
また、冷却塔は屋上など日当たりの良いところに設置されることが多く、発生した藻類は光合成をして増殖しやすくなります。
藻類の繁殖を抑制するためには、定期的な清掃が必要ですが、掃除してもすぐに藻や雑菌、レジオネラ属菌は繁殖しますので、繁殖を防ぐには、スライム除菌剤などの水処理薬剤を投与するのが効果的です。

写真は、冷却塔(クーリングタワー)に取り付けられたストレーナです。藻やゴミがストレーナに詰まり、水が循環せずに設備を冷やせなくなっていました。

ストレーナーを取り外し清掃すると、冷却塔内での散水量が増えたことで水が冷えるようになり、設備の温度異常も解消されました。

冷却塔ストレーナ

当社では、冷却塔が冷えないなどのトラブルについて、藻の繁殖を抑制する水質改善のご提案を行っています。スライムコントロール剤(除菌剤)など水処理薬剤の効果を検証するため、薬注装置のテスト機もご用意しております。テスト機で得た水質データをもとに、社内検討いただくことも可能です。冷却塔(クーリングタワー)のトラブル改善については、「冷却塔トラブル改善プロ」まで、お気軽にお問い合わせください。