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冷却塔(クーリングタワー)トラブル解消!水処理薬剤の効果を詳しく解説

このページでは、冷却塔(クーリングタワー)で使用される水処理薬剤の効果について解説しています。

冷却水のスケール、藻の繁殖でお困りの方へ

このような冷却水のトラブルでお困りではありませんか?

  • 配管にスケールが付着する
  • 熱交換器にスケールが付着する
  • ストレーナーが頻繁に詰まる
  • 設備の水冷ジャケットや配管が腐食する
  • 冷却塔から頻繁に水が溢れる

冷却水系ではスケールや藻の繫殖、腐食など様々なトラブルが起こります。このようなトラブルは、冷却水用の水処理薬剤によって改善することができます。

冷却水の水質悪化によるトラブルの事例

冷却水の水質悪化は、様々な設備トラブルを引き起こします。

スケールで配管が閉塞

藻やスライムが詰まる

水質管理が怠られたため、配管内にスケールが堆積し、  流量が減少し冷却能力が低下。配管交換や化学洗浄が   必要で、補修費用が発生。 冷却塔の散水穴やストレーナーが藻やスライムで詰まり、冷却水の流量が低下し水温が上昇。清掃のたびに冷却塔を停止する必要があり、生産に大きな影響が。
 

腐食による配管の穴あき

スケールやスライムで充填材が目詰まり

10年間の水質管理の不足により、密閉式冷却塔の銅管   と鉄配管が腐食。穴が開き水漏れの危険性が高まり、   常に稼働中の設備のため、修理のために冷却塔を停止   できず、トラブルのリスクを負ったまま稼働を続ける。 冷却塔の充填材にスケールやスライムが詰まり、風の通りが悪くなり、冷却水が冷えない状態に。設備が冷えず、温度異常で頻繁に緊急停止する事態に。

水処理薬剤でトラブルを改善

水処理薬剤を使用することで、スケールの付着、藻の繫殖や腐食を抑制する効果があります。

水処理薬剤 未使用

水処理薬剤 使用

冷却水配管
   
配管内にスケールの付着が見られ水量が低下しています。 水処理薬剤を使用すると、配管内のスケール付着が抑制されます。
冷却塔の充填材及び銅チューブ
   
充填材と銅チューブにスケールが付着し、熱交換率が低  下しています。 水処理薬剤のスケール防止効果により、充填材と銅チューブがきれいな状態で保たれています。
冷却塔の上部散水槽
   
冷却塔の上部散水槽は日光の影響により、藻が繫殖しや  すく散水穴が目詰まりすると散水不良が起こります。 水処理薬剤の除菌効果により、藻の繫殖が抑制され、散水槽もきれいな状態が保てます。
腐食テスト用金属プレート
   
金属のプレートを2週間、冷却水に浸食させた状態で、  ひどく腐食しています。 同じく2週間、水処理薬剤を添加した冷却水に浸食させた状態で、防食効果により腐食が抑制されています。

冷却塔(クーリングタワー)水処理薬剤の効果とは

冷却塔(クーリングタワー)水処理薬剤の効果は多岐にわたります。スケールの付着、腐食、スライムの繁殖、そしてレジオネラ属菌の増殖といったトラブルに対処するため、水処理薬剤は重要アイテムです。防スケール剤、スライムコントロール剤、防食剤、抗レジオネラ剤などの薬品が使用され、それぞれが以下のような効果を持ちます。

  • 防スケール剤: 冷却水中でのカルシウムやマグネシウム、シリカなどの成分がスケール形成や析出するのを抑制し、熱交換率の低下や配管の閉塞を防止します。
  • スライムコントロール剤:微生物の繁殖を防ぎ、冷却水系統を清潔に保ちます。
  • 防食剤:金属部品の腐食を防ぎ、冷却塔や設備の寿命を延ばします。
  • 抗レジオネラ剤:冷却水中のレジオネラ属菌の繁殖を抑制し、人への健康へのリスクを軽減します。

スケール防止剤の効果とは

スケール防止剤は、以下の効果があります。

  • 結晶破壊効果:カルシウム・マグネシウム・シリカなどの結晶を破壊し、結びつきにくい形状に変えスケールの析出を防ぐ効果があります。
  • 分散効果:冷却水中のスケール原因となる結晶を浮遊状態にし、ブロー排水によって系外へ排出させます。

水処理薬剤はこれらの効果によってスケールの形成を防止しますが、水の濃縮管理も重要です。適切な管理により効果が維持されます。

薬剤の仕組み

スケール防止剤の効果を動画で解説

スライムコントロール剤(除菌剤)の効果とは

スライムコントロール剤(除菌剤)は、以下の効果があります。

  • 強力な殺菌効果:微生物や藻の繁殖を抑制し、冷却水を清潔な状態に保ちます。
  • 高い安定性と持続性:効果が長期間続き、設備の安定稼働を可能にします。
  • 環境への配慮と安全性:環境にやさしい成分で作られ、安全性が確保されています。
  • レジオネラ属菌の抑制:病原菌の繁殖を防ぎ、設備や周辺環境の健康リスクを軽減します。

レジオネラ属菌の危険性について解説

防食剤の効果とは

防食剤は、以下の効果があります。

  • 設備の寿命を延ばす:防食効果により、金属部品が腐食によって劣化することを防ぎ、設備の寿命を延ばします。
  • 冷却水系統の効率を向上させる:金属部品の腐食が抑制されることで、配管や熱交換器の効率が向上し、冷却水系統全体の効率が向上します。
  • 設備補修費の削減:腐食による設備の修理や交換コストを削減することで、設備に掛かるイニシャルコストを抑える効果があります。

防食剤の種類

冷却水系で使用される防食剤には、以下の種類があります。

  • 酸化被膜型:密閉系の冷却水や温水で使用。金属表面に酸化被膜で防食。
  • 沈殿被膜型:開放系の冷却水に使用。金属表面に防食被膜を形成し、腐食から守る。

まとめ

水処理薬剤は、用途に応じて異なる種類があり、また効果を発揮するためには水質管理による薬剤濃度管理が欠かせません。効果を実感できない場合は、日頃の水質管理を見直すことが重要です。

水処理薬剤の効果は、冷却塔(クーリングタワー)の適切な運用とメンテナンスによって最大限に活かされます。薬品の定期的な投入と水質のモニタリングは、設備の安定性と効率を確保する上で不可欠です。適切な水処理は、生産プロセスや設備の運用において、安全性と信頼性を確保する重要な要素となります。

お客様の声

実際に、水処理薬剤と水質管理を導入されたお客様の声です。

(こちらの事例について、お客様の声はこちらをご覧ください

【この動画は、事前の打合せ等はまったく行っておりません。お客様が感じられたことをそのまま、お客様の声としていただいたインタビュー動画になります。生の声をお聞きください。】

冷却水管理装置のテスト機貸出し

水処理薬品の効果を実感していただくために、セールスエンジでは冷却水管理装置の無料テスト機の貸出しサービスを行っています。現場の冷却塔にテスト機を設置し、定期的な水質分析を行うことで、水処理薬品による水質改善の効果を数値でご確認いただけます。お気軽にお問い合わせください。(詳しくはこちらをご覧ください

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