コンプレッサー冷却の基礎:空冷式と水冷式の違いと適切な水質管理の重要性
こんにちは、冷却塔トラブル改善プロ、株式会社セールスエンジの杉山です。今回は、工場などで使用される空気圧縮機(コンプレッサー)の冷却方法についてお話しします。特に真夏の高温時に冷却が追いつかず、オーバーヒートを防ぐための水冷式コンプレッサーに注目し、その冷却塔の水質管理の重要性について解説します。
コンプレッサーの冷却方式の種類
コンプレッサーには大きく分けて「空冷式」と「水冷式」の2種類があります。それぞれの冷却方式について詳しく見ていきましょう。
空冷式の特徴
空冷式コンプレッサーはファンを用いて外気を取り込み、圧縮時に発生する熱を冷却します。この方式は簡便ですが、気温が高い夏季では十分に冷却できず、オーバーヒートのリスクが高まります。
水冷式の特徴と冷却水の役割
水冷式コンプレッサーは、冷却水を循環させることで効率的に熱を奪い、過熱を防ぎます。この方法は空冷式と異なり、エンジンのようにクーラント液で冷却するため、潤滑油や吐出空気の温度も調整可能です。
水冷式コンプレッサーと冷却塔の水質管理
水冷式では、冷却水を維持する冷却塔が必要です。冷却水の水質が悪化すると、汚れやスケールが配管や機器に蓄積し、冷却性能の低下や機器の故障につながります。特に水質管理を怠ると、コンプレッサー自体の寿命が短くなるリスクがあるため、定期的な点検と水質調整が重要です。
動画で解説
YouTubeの動画では、空冷式と水冷式コンプレッサーの特徴や、冷却水の水質管理方法について詳しく解説しています。ぜひご視聴ください。
まとめ
真夏のオーバーヒートリスクを防ぐには、適切な冷却方式の選択と冷却水の管理が欠かせません。特に水冷式を使用する場合、冷却塔の水質管理を徹底し、コンプレッサーの安定稼働を保つことが求められます。ぜひ今回の内容を参考にしていただき、快適な設備管理を実現してください。
ご一読くださりありがとうございました。