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冷却塔トラブル改善プロ

水冷式コンプレッサーの水質管理について

こんにちは、「冷却塔トラブル改善プロ」の杉山です。

今回は、空気を圧縮するコンプレッサーの冷却方法について、ご紹介いたします。

真夏のオーバーヒートでお困りの方も多いのではないでしょうか?

コンプレッサー(空気圧縮機)には、空冷式と水冷式があります。

空冷式は、ファンで風を送り冷やす方法、水冷式は、冷却水を循環させて冷やす方法です。

空気は、圧縮する際に熱を発する性質があります。コンプレッサーは、空気の圧縮熱により高温になります。そのままでは、温度に耐え切れずコンプレッサーの圧縮機本体が焼けてしまいますので、外気を使った空冷式、もしくは冷却水による水冷式によって本体を冷やしています。

最近では、地球温暖化の影響で、真夏は35℃を超える猛暑日が増え、そのため、外気では冷やしきれずにオーバーヒートするため、水を使った水冷式を導入されることが工場が増えています。

水冷式は、わかりやすく言えば、車のエンジンと同じ仕組みです。冷却水(クーラント液)を循環させて冷却する構造です。空冷式と違い、水冷式コンプレッサーは、圧縮機本体の冷却以外に、潤滑油の冷却(オイルクーラー)、圧縮された吐出空気の冷却(インタークーラーやアフタークーラー)なども、冷却水を使って冷やしています。

水冷式コンプレッサーの場合、冷却水を冷やす為の設備として冷却塔(クーリングタワー)があわせて必要で、冷却水の水質管理も行う必要がありますので、その分、管理に手間がかかります。ですが、水の管理をおこたると水冷式は、故障につながりますので水質管理は、とても重要になります。水冷式コンプレッサーで使用される、冷却塔(クーリングタワー)の水質管理については、お気軽にご相談ください。

水冷式コンプレッサー冷却塔

Youtubeにて水冷式コンプレッサーの水質管理について、解説しています。