密閉冷却塔の銅チューブ水漏れ修理の方法

こんにちは、「技術と安心のサプライヤー」セールスエンジの杉山です。

 

冷却塔(クーリングタワー)には、開放式と密閉式の2機種があります。

 

違いについては、こちらのブログを拝見ください。

https://saleseng.jp/blog/20982

 

今回は、密閉式冷却塔の水漏れトラブルについて解説いたします。

 

密閉式の冷却塔は、銅チューブ内の冷却水を外側から散布水によって間接的に冷却しています。

 

使用されている銅チューブは、肉厚が0.5mm程度しかなく肉厚が厚いと熱が伝わりにくくなるため、極薄のパイプを使用されています。

 

その為、水質によっては腐食が起こり数年で配管にピンホール状の穴が開き、水漏れのトラブルが発生します。

 

写真は、銅チューブにピンホールが開き、水が噴き出している状態です。

密閉式冷却塔銅チューブ

 

普段は、冷却塔の充填材に隠れて、見えないのですが、充填材をかき分けて除くと、銅チューブを確認することができます。

 

冷却塔の運転中は、水が散水されていますので、水漏れの確認はできません。

 

水漏れの確認方法

銅チューブの水漏れを確認する方法として、膨張タンクのボールタップから常時、給水されているようでしたら、水漏れの疑いがあります。銅チューブ内の冷却水は、密閉されているので普通は、水の入れ替わりがほとんどありません。

 

それ以外では、冷却塔の散布水を抜いた状態にして、冷却塔の内部で充填材を伝って水が流れてきたら水漏れが起きています。

 

充填材をかき分けると、水が噴き出しているので、漏れ箇所が特定できます。

 

清掃を行う際に、数時間放置していると水が漏れてくるのが分かります。

 

銅チューブの補修方法

銅チューブを新品に取り換える方法もありますが、時間もコストもかかります。

 

そこでお勧めなのが、ピンホール部分の銅チューブを塞ぐ方法です。

 

まずは、何段目の銅チューブが漏れているのかを特定します。下から何段目なのかといった具合に。

 

密閉冷却塔銅チューブ

 

銅チューブが接続されたマニホールド管から、袋ナットを緩めて銅管を外します。

 

密閉冷却塔銅配管水漏れ

 

袋ナットを取り外した配管に、白ねじキャップをはめます。サイズ的にはPT3/4がよく使われています。※実際に行う際には、ネジを合わせてください。

 

密閉冷却塔マニホールド

 

白ねじキャップで、銅チューブの入口と出口の両側に取り付けます。

 

密閉冷却塔銅配管水漏れ

 

使用しなくなった銅チューブは、そのままにしておきます。銅チューブで充填材を受けているため、支えがなくなり充填材が落ちてきます。

 

まとめ

密閉式冷却塔(クーリングタワー)では、早くて5年程度で水漏れが起こります。水質管理を徹底しても、10年~15年が限界です。

 

銅チューブを1~2本塞いでも、大きく熱交換率が低下するわけではないので、緊急的な措置として補修する方法を解説いたしました。

 

YouTubeでも解説していますので、ご視聴ください。

 

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