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Vol.03 丸形冷却塔(クーリングタワー)の清掃

冷却塔(クーリングタワー)の清掃

今回、清掃したのはこちらの丸型冷却塔(クーリングタワー)です。また、地下ピットの清掃も同時に実施しました。

メーカー:日立アプライアンス製
丸形開放式冷却塔 型式:MT-175L1

事前の確認で、冷却塔(クーリングタワー)の水位が高く、水が溢れている状態であることがわかりました。また、藻の繁殖も著しく見られたため、清掃を実施することとしました。

冷却塔及び地下ピットの水を抜き、清掃を開始しました。

地下ピットからは水中ポンプを使用して排水を行いました。

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冷却塔(クーリングタワー)の清掃ビフォーアフター

充填材

BEFORE
AFTER
清掃風景

充填材は比較的キレイな状態であり、スケールの付着も見られませんでした。

下部水槽

BEFORE
AFTER
清掃風景

藻や汚泥が堆積しており、高圧洗浄機を使用して洗い落としました。

地下ピット

BEFORE

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AFTER

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清掃風景

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地下ピット内には汚泥や虫の死骸が堆積していましたが、専用の掃除機を使用して完全に取り除きました。

ストレーナー

BEFORE
AFTER
清掃風景

ストレーナーは完全に目詰まりしており、汚れを除去しました。

回収汚泥

冷却塔(クーリングタワー)のオーバーフロー

BEFORE
AFTER

清掃後は下部水槽の水位が安定し、冷却塔(クーリングタワー)からのオーバーフローがなくなりました。

トラブルの原因

冷却塔(クーリングタワー)から水が溢れる原因は、ストレーナーの詰まりでした。このクーリングタワーは別の水処理業者によって、薬注がされており、薬剤で殺虫したカメムシなどの死骸や繁殖した藻、堆積した汚泥などがストレーナーに詰まっていました。

原因の改善

トラブルを改善するためには、定期的な清掃が欠かせません。冷却塔の下部水槽は、虫の死骸や汚泥が堆積しやすく、ストレーナーを詰まらせる原因となるため、1ヵ月~3ヵ月に一度の下部水槽とストレーナーの清掃が推奨されています。

セルフ清掃の方法をまとめています

清掃作業の動画公開中!

また、当社では冷却塔のトラブル改善に関するご提案を行っています。冷却塔トラブル改善プロへのご相談は、お気軽にお問い合わせください。

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〒864-0004 熊本県荒尾市宮内1004番地
TEL:0968-79-7177

記事を書いた人

杉山 哲也

株式会社セールスエンジ 代表取締役社長

杉山 哲也

「お客様の『困った』を解決し、日本製造業の生産性向上に貢献する」を理念に、冷却塔の水質管理やメンテナンスで工場の安定稼働を支える専門家。ブログでは、冷却塔や水処理に関する役立つ情報を発信しています。
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