株式会社セールスエンジ

「設備の未来(あした)をささえる」
冷却塔トラブル改善プロ

水処理薬剤を使い始めたら起こるストレーナーのトラブル

ストレーナートラブルの原因と対策

水処理薬剤を使用していない冷却塔(クーリングタワー)設備では、スケール障害が起こり、熱交換機などが詰まるトラブルが頻発していました。しかし、水処理薬剤の導入により、これらのトラブルは解消されました。しかし、1年後にはストレーナーの詰まりが頻繁に発生しました。これは水処理薬剤を使用していなかった時期に付着していたスケール等が、薬剤の効果で剥がれ落ちて、ストレーナーに詰まることが原因です。定期的なストレーナーの清掃が必要とされています。

水処理薬剤の使用による効果と配管への影響

水処理薬剤の使用は界面活性効果により初期の1年間ほどは配管内に薄く付着したスケールを剥がし、配管が徐々に綺麗になることがあります。その後、スケールの付着が減少し、配管内はきれいに保たれます。これにより、定期的なストレーナーの清掃頻度が減少する傾向がありますが、初期の1年ほどはストレーナーの詰まりが増加する可能性があります。

動画で解説

YouTubeの動画では、水処理薬剤を使い始めたら起こるストレーナーのトラブルについて解説しています。ぜひご視聴ください。

まとめ

水処理薬剤を適切に導入し、定期的なメンテナンスを行うことで、設備のトラブルを最小限に抑え、安定した運転を実現することができます。

記事を書いた人

杉山 哲也

株式会社セールスエンジ 代表取締役社長

杉山 哲也

「お客様の『困った』を解決し、日本製造業の生産性向上に貢献する」を理念に、冷却塔の水質管理やメンテナンスで工場の安定稼働を支える専門家。ブログでは、冷却塔や水処理に関する役立つ情報を発信しています。
冷却塔のトラブルでお困りでしたら、お気軽にご相談ください。

公式SNS