株式会社セールスエンジ

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Vol.29 「冷却塔の周辺が水浸しで危険」水の飛散トラブルを改善!

お客様からの相談内容

丸形冷却塔(クーリングタワー)から水が飛び散り周辺が水浸しになっており、歩行者が滑って転倒すると工場災害で危険なので改善できないかとご相談をいただきました。

トラブルの原因

元々、冷却塔(クーリングタワー)に取り付けられていたルーバーが付いていない状態でした。ルーバーは、冷却塔から冷却水の飛散を防止するために必要な部品です。破損したのか、取り外されていました。

トラブル改善のご提案

冷却塔が古く、銘板の文字が薄くなっていたため、型式の特定が困難な状態でしたが、メーカーが日立製であることが判明しました。そこで、型式を推測し、現在入手可能なルーバーを部品として取り寄せました。

メーカーから部品を入手しましたが、冷却塔(クーリングタワー)にきちんと取り付けられるか心配でした。しかし、問題なくきっちりと取り付けることができました。

まとめ

丸形冷却塔(クーリングタワー)のルーバーは、外部への水の飛散を防ぐために必要な部品です。水が周囲に飛び散るとコケなどが生えて滑りやすくなるため、工場内で労働災害が発生する可能性があります。また、冷却水の水量が減少する原因にもなりますので、冷却塔の部品は、正しく取り付けて運転することをおすすめいたします。

お問い合わせ

当社では、冷却塔(クーリングタワー)の修理もおこなっており、現地調査から適切な部品交換を行っております。冷却塔の修理から水質管理までトラブル改善については、お気軽にお問い合わせください。

記事を書いた人

杉山 哲也

株式会社セールスエンジ 代表取締役社長

杉山 哲也

「冷えない」「流れない」「詰まる」その時の不安を、すぐに解消できる存在でありたい。工場の安定稼働を陰で支える“縁の下の力持ち”として、冷却塔の管理に取り組んでいます。
このブログでは、専門的な内容をわかりやすく嚙み砕き、設備担当者の方がすぐに活かせるヒントを発信しています。
対応エリア:九州北部(福岡・熊本・佐賀・長崎・大分)

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