株式会社セールスエンジ

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冷却塔(クーリングタワー)の薬注装置「タイマー制御(インターバル制御)」

薬注ポンプの制御方法

冷却塔(クーリングタワー)に水処理薬剤を薬注ポンプで添加する方法として、タイマー方式(インターバル制御)についてご説明いたします。

タイマー方式

タイマー方式では、時間を設定し、決まった時間に薬剤が入るようにします。例えば、1時間ごとに1分間だけ薬注ポンプが動作するように設定し、薬剤を注入します。この方法では、薬剤が入ったときに濃度が高くなり、その後、水の入れ替わりなどで徐々に濃度が低下していきます。

また、夏と冬では水の蒸発量が異なるため、季節によってタイマーの設定を変更する必要があります。これにより、季節ごとの水処理の最適化が可能になります。

薬注ポンプの動作は、以下のタイムチャートになります。薬注ポンプが1分間作動し、その後30分間停止します。この動作を繰り返します。

動画で詳しく解説

YouTubeの動画で、タイマー制御について詳しく解説していますので、ぜひご視聴ください。

記事を書いた人

杉山 哲也

株式会社セールスエンジ 代表取締役社長

杉山 哲也

「お客様の『困った』を解決し、日本製造業の生産性向上に貢献する」を理念に、冷却塔の水質管理やメンテナンスで工場の安定稼働を支える専門家。ブログでは、冷却塔や水処理に関する役立つ情報を発信しています。
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