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清掃後も安心!冷却塔トラブルを防ぐ究極ガイド

冷却塔(クーリングタワー)清掃後に起こりうるトラブルとその改善方法についてご紹介します。これから冷却塔の清掃を予定されている方は、ぜひ参考にしてください。

冷却塔清掃後に起こりうるトラブル

冷却塔を清掃した直後は、充填材に付着していたカルシウムやシリカなどのスケール屑や、外気を取り込む際に付着した泥などが剥がれて大量に落ちるため、ストレーナが目詰まりしやすくなります。これにより、冷却水の循環が滞り、システム全体の機能が低下する恐れがあります。特に、高圧洗浄機を使用して清掃した場合、この現象が顕著に現れます。

トラブル防止のための具体的な対策

1. 清掃後の初期対応

清掃直後に冷却塔を再起動する際は、以下の手順を徹底することが重要です。

  • 試運転として、まず5分程度冷却水を循環させる。
  • 一度運転を止めて、水を抜く。
  • 下部水槽とストレーナに付着したスケール屑や充填材の破片を再度清掃する。

2. 定期的な確認

清掃後は、定期的にストレーナや下部水槽を点検し、汚れや詰まりがないかを確認する習慣をつけましょう。

3. 解説動画

当社では、冷却塔清掃後の具体的な手順や注意点を動画で解説しています。こちらのYouTubeチャンネルで詳細をご覧いただけますので、ぜひご活用ください。

実際にトラブルが起こった場合の対応方法

もしも運転再開後にストレーナが詰まり、冷却水の循環が妨げられた場合は、以下の対応を行ってください。

1. 循環ポンプの停止

まず、循環ポンプを停止し、冷却水の流出を防ぎます。

2. ストレーナの清掃

ストレーナを取り外し、付着したスケール屑や充填材の破片を徹底的に除去します。

3. 水槽の確認と清掃

下部水槽にもスケール屑や破片が溜まっている可能性があるため、こちらも確認し清掃を行います。

まとめ

冷却塔の清掃後に起こるトラブルは、適切な対応とメンテナンスで防ぐことができます。清掃後の初期対応を徹底し、定期的な確認と清掃を行うことで、冷却塔の安定した運転を維持できます。万が一、トラブルが発生した場合でも迅速な対応が可能です。

清掃後のトラブルを未然に防ぐためのポイントや具体的な手順については、当社のYouTubeチャンネルで詳しく解説しています。冷却塔の清掃を成功させ、設備トラブルを回避するための一助となれば幸いです。

記事を書いた人

杉山 哲也

株式会社セールスエンジ 代表取締役社長

杉山 哲也

「お客様の『困った』を解決し、日本製造業の生産性向上に貢献する」を理念に、冷却塔の水質管理やメンテナンスで工場の安定稼働を支える専門家。ブログでは、冷却塔や水処理に関する役立つ情報を発信しています。
冷却塔のトラブルでお困りでしたら、お気軽にご相談ください。

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