冷却塔のスケール問題を解決!効果的な水処理薬剤の選び方
こんにちは、冷却塔トラブル改善プロ、株式会社セールスエンジの杉山です。今回は、スケール防止薬剤の効果とその選び方についてお話しします。冷却塔のスケール問題に悩んでいる方は必見です。
スケールとは?
スケールとは、水中に含まれるカルシウムやマグネシウム、シリカが結びつき、結晶化して固まったものを指します。これらが冷却水系に付着すると、さまざまなトラブルを引き起こします。
スケール防止剤の主な効果
スケール防止剤には、主に以下の2つの効果があります。
結晶破壊作用
- スケール防止剤は、水中に存在するカルシウムやシリカの粒子が結合して結晶化するのを防ぎます。
- 具体的には、これらの粒子を丸く溶かして、結びつきにくくする作用があります。これにより、結晶が形成されず、スケールの発生が抑えられます。
分散効果
- スケール防止剤は、粒子を水中に分散させ、沈殿して固まるのを防ぎます。
- 分散された粒子は、水の入れ替え時に冷却水系外に排出されます。これにより、スケールの形成がさらに防止されます。
顕微鏡で観察すると、ギザギザの粒子が丸くなっている様子が確認でき、結晶破壊作用の効果が見て取れます。
適切なスケール防止剤の選び方
スケール防止剤の選定も非常に重要です。地域の水質に応じて、適切な薬剤を選ぶことが求められます。水処理薬剤メーカーに現地の水を分析してもらい、最適な薬剤を選定することが推奨されます。私たちの会社でも、水の分析から薬品の選定までを行っております。スケール問題でお困りの方は、ぜひご相談ください。
動画で解説
YouTubeの動画では、スケール防止剤の効果と適切な選び方について詳しく解説しています。ぜひご視聴ください。
まとめ
スケール防止剤は、冷却水系のトラブルを防ぐために欠かせない存在です。適切な薬剤を選び、正しく使用することで、スケールの発生を効果的に抑えることができます。スケール問題でお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。
ご一読くださりありがとうございました。