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自動ブロー弁とは?仕組みとその重要性

こんにちは、冷却塔トラブル改善プロ、株式会社セールスエンジの杉山です。今回は、自動ブロー弁について詳しく解説します。自動ブロー弁の仕組みとその重要性を理解し、冷却塔の効率的な運用に役立ててください。

自動ブロー弁とは?

まず、自動ブロー弁の基本的な役割について説明します。自動ブロー弁は、冷却塔(クーリングタワー)で使用される自動バルブで、水を補給または排水しながら新しい水と入れ替えるために設置されます。冷却塔の水質管理には欠かせない重要な部品です。

自動ブロー弁の設置方法

冷却塔には補給水がボールタップで給水されます。この際、バイパスを組んで自動ブロー用のバルブを設置します。通常、手動給水口として使用される部分に設置され、蒸発した水を自動で給水するために使用されます。これにより、冷却塔の効率的な運用が可能となります。

自動ブロー弁の種類と動作原理

自動ブロー弁は水質管理装置からの電気伝導率の値をもとに自動で開閉されます。給水型のブロー用と排水型のブロー用の2種類があります。

ブロー方法の違いについて、詳しくはこちらをご覧ください。

給水用ブロー弁

給水用ブロー弁は、給水して水が溢れることで水を入れ替えます。これは冷却塔の水質を保つために非常に重要です。

排水用ブロー弁

排水用ブロー弁は、ポンプの圧力を使って排水し、ボールタップで給水します。この方法も冷却塔の効率的な運用に貢献します。

電動弁と電磁弁の違い

電動弁と電磁弁の違いについても触れておきます。電動弁はボールバルブを電動で動かし、ゆっくりと給水を止めることでウォーターハンマーが起きにくい構造になっています。一方、電磁弁はマグネットでバルブを開閉するため、急にバルブが閉まることでウォーターハンマーが発生しやすく、配管やバルブの破損の原因となります。このため、当社では電動弁の使用を推奨しています。

動画で解説

YouTubeの動画では、自動ブロー弁の設置方法とそのメリット、特に電動弁の使用を推奨する理由について詳しく解説しています。ぜひご視聴ください。

まとめ

自動ブロー弁は、冷却塔の効率的な運用に欠かせない重要な装置です。給水型と排水型の違いや、電動弁と電磁弁のメリット・デメリットを理解することで、最適な選択をすることができます。冷却塔の水質管理をしっかりと行い、設備の長寿命化を図りましょう。

ご一読くださりありがとうございました。

記事を書いた人

杉山 哲也

株式会社セールスエンジ 代表取締役社長

杉山 哲也

「お客様の『困った』を解決し、日本製造業の生産性向上に貢献する」を理念に、冷却塔の水質管理やメンテナンスで工場の安定稼働を支える専門家。ブログでは、冷却塔や水処理に関する役立つ情報を発信しています。
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