Vol.19 スケールで詰まった充填材が復活!冷却能力を取り戻した改善事例
冷却能力低下の原因を改善!充填材復活スケール清掃
こんにちは。今回は、長年清掃されずに使い続けたことで、充填材が完全に目詰まりし、冷却能力が大幅に落ちてしまった工場様の改善事例をご紹介します。
冷却塔は動いているのに、なぜか冷えない…。
そんな時にまず疑った方がいいのが、充填材のスケール堆積による風の通りの悪化です。
今回の工場様では、長い期間清掃を行わずに運転を継続されており、充填材の内部までスケールが粘土状になり積み重なっていました。
その結果、風がほとんど通らない状態になり、冷却効率が大幅に低下。
熱交換器の能力も目に見えて落ちてしまっていました。

充填材のスケール詰まりが引き起こす「冷えない」トラブル
今回のお客様は、これまでほとんど清掃をされずに何十年と使用されていました。
簡易的な清掃では、長年溜まったスケールは簡単には落ちません。
充填材の内部で固まり、まるで「壁」のように空気の通路を塞いでしまいます。
そのため、水温がまったく下がらず、冷却塔としての機能がほぼ失われていました。
冷却塔の更新を計画されていましたが、工期がかかるため、生産を維持するため、当社に“充填材復活スケール清掃”のご依頼をいただきました。
セールスエンジの清掃は「汚れを落とす」ではなく「冷却能力を復活させる」
一般的な冷却塔清掃は、表面を高圧洗浄で軽く流すだけのことが多いです。
しかし、長年蓄積したスケールは、それだけでは絶対に落ちません。
当社の「充填材復活スケール清掃」は、目的そのものが“冷却能力を取り戻すこと”
そのために、
- 充填材を一枚ずつバールでほぐしスケールを砕く
- 外部のスケールを叩いて除去
- 内部の固着スケールを専用の掃除機で吸引
- さらに内部まで高圧洗浄で徹底洗浄
ここまでやることで、長年蓄積していたスケールが剥がれ落ち、風の通りが完全に復活します。
最終的に、冷却能力は見違えるほど改善しました。
充填材スケール除去
スケールを除去し、風の通りを確保
BEFORE

AFTER
.

.
.ピット内清掃
ピットに堆積した汚泥を土のうに回収
BEFORE

AFTER

内部高圧洗浄
冷却塔底部や内部の汚れも徹底洗浄
BEFORE

AFTER

スケール回収
清掃で剥がれたスケールや汚泥をすべて回収

動画で公開
YouTubeの動画では、長年詰まっていた充填材が、清掃によってしっかりと風の通る状態に復活する様子をご覧いただけます。
まとめ
冷却塔は、使い続けているだけでスケールがじわじわ蓄積していきます。
特に、長年清掃されていない充填材は目詰まりしやすく、冷却能力を大きく低下させる原因になります。
風が通らなくなると、冷えが悪くなり、電気代の増加や設備負荷にも直結します。
充填材交換という方法もありますが、コストは非常に高くつきます。
だからこそ、
“清掃による復活”は費用を抑えつつ性能を取り戻せる最も現実的な選択肢です。
当社では、清掃・水質管理・トラブル改善までトータルでサポートしていますので、
冷却水の温度やスケール堆積でお困りでしたら、いつでもご相談ください。
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