【プロ直伝】冷却塔(クーリングタワー)の清掃方法と、高額な充填材交換を避けるための秘訣
こんにちは!冷却塔トラブル改善プロ、セールスエンジの杉山です。
「冷却塔(クーリングタワー)の冷えが悪くなってきた。でも、メーカーに相談したら『充填材の交換が必要』と高額な見積りが出てきて困っている…」
そんな状況で、このページに辿り着いたのではないでしょうか。
少しでもコストを抑えるために「自分たちで清掃できないか?」と考えるのは、設備担当者として当然の判断です。
しかし、現場で数多く見てきたからこそ、お伝えしたいことがあります。それは、「日常的な清掃で対応できる範囲には、明確な限界がある」ということです。
間違った清掃は、汚れを落とせないばかりか、充填材を破損させたり、設備全体を故障させたりする大きなリスクを伴います。
この記事では、自分でできる範囲の正しい手順を公開した上で、「なぜ、環境省が推奨するほどの省エネ効果を出すにはプロの技術が必要なのか?」その境界線を詳しく解説します。

冷却塔はなぜ清掃が必要なのか?(放置する3つの損害)
「水が回っているから、中も洗われているはず」と思われがちですが、冷却塔内部は常に過酷な環境にさらされています。清掃を怠ると、工場経営に直結する3つの大きな損害が発生します。
- 冷却能力の低下(生産効率の悪化)
充填材がスケールで目詰まりすると、風が通らなくなり、水の温度が下がらなくなります。その結果、生産機械のオーバーヒートや、製品の歩留まり悪化を招きます。 - 電気代の増大(エネルギーロス)
水温が下がらないと、冷凍機はフル稼働を続けます。環境省のデータでも示されている通り、充填材の汚れは消費電力を劇的に押し上げる原因となります。 - レジオネラ属菌の繁殖(安全リスク)
水槽に溜まった泥やスライムは、人体に有害なレジオネラ属菌の温床となります。企業のコンプライアンスとして、定期的な清掃は避けて通れません。
冷却塔(クーリングタワー)の清掃に必要な道具と手順
自分たちで簡易清掃を試みる場合は、以下の道具を準備し、安全に配慮して行ってください。
【準備するもの】
- 高圧洗浄機(拡散ノズル推奨):直噴は充填材を破壊するため厳禁です。
- デッキブラシ・ホウキ:水槽底部の清掃用。
- ステンレス製ザルやすくい網:排水口の詰まり防止・汚泥回収用。
- ポリバケツ・土のう袋:回収した大量の汚泥を運び出すために必要です。
- 安全装備:ゴム手袋、保護メガネ、高所作業の場合は安全帯が必須です。
【清掃の流れ】
- 冷却水の排水:システムの運転を止め、バルブを閉じて水を抜きます。
- 排水口の養生:ゴミや充填材の破片を流さないよう、ザル等で養生します。
- 上部散水槽・冷却ファンの洗浄:上から順に汚れを落とします。
- 充填材を高圧洗浄:※最も破損しやすい工程です。慎重に行ってください。
- 下部水槽の汚泥回収:溜まったヘドロを土のう袋へ回収します。
- ストレーナーの分解清掃:網の目詰まりを徹底的に除去します。
- 給水・試運転:異音や水漏れがないか確認します。
これらの清掃方法や注意点をまとめた、「冷却塔清掃・解説PDF資料」を無料で配布しています。
【動画で解説】プロが行う冷却塔清掃の手順
「実際の清掃作業がどのようなものか」を、一般的な清掃解説動画にまとめました。作業の全体像を把握するために、ぜひご覧ください。
動画をご覧いただくとわかる通り、冷却塔の清掃には多くの工程があり、細部まで徹底的に汚れを落とす必要があります。「ここまでやるのは大変だ」と感じられた場合は、プロへの依頼をご検討ください。
動画で解説した清掃方法や注意点をまとめた、「冷却塔清掃・解説PDF資料」を無料で配布しています。
充填材の清掃を「自分たちでやってはいけない」3つの理由
動画のような手順で清掃を行っても、解決できない、あるいは逆に状況を悪化させてしまう致命的なリスクが3つあります。
① 充填材を破損させてしまうリスク
冷却塔の充填材は薄いプラスチックの集合体です。経年劣化したものは非常に脆く、市販の高圧洗浄機でも簡単にバリバリと割れてしまいます。「清掃して安く済ませるはずが、結果的に全交換が必要になり○○百万円単位の出費になった」という失敗例は後を絶ちません。
② 「表面」の汚れしか落ちない
充填材はハニカム(蜂の巣)状の非常に複雑な構造をしています。そのため、充填材の表面に強固に付着したカルシウムやシリカなどの固着したスケールは、家庭用レベルの水圧だけでは簡単には落ちません。それどころか、表面の汚れを無理に落とそうとして水を当て続けることで、さらに奥へと汚れを押し込んでしまう原因にもなります。内部の奥深くまで入り込んだ目詰まりを完全に解消するには、プロによる特殊な洗浄技術が不可欠です。
③ 【最も危険】設備全体の破損を招く二次被害
不完全な清掃で充填材の汚れを中途半端に剥離させてしまうと、その大量の「スケール屑」が循環水と共に設備側(配管や熱交換器)へと流れ込みます。
その結果、熱交換器が目詰まりを起こして冷却水量が低下。最悪の場合、生産設備の温度上昇による緊急停止や、高額な設備の破損といった、莫大な損害を招く恐れがあります。
環境省が「充填材清掃」を強く推奨している理由
環境省が発行するガイドライン(温室効果ガス排出抑制等指針)では、冷却塔の「充填材清掃」が省エネに不可欠であることが明記されています。
環境省の指針(要約)
冷却塔の充填材に付着したスケールは熱交換効率を著しく下げます。これを適切に清掃し目詰まりを解消することは、冷凍機の負荷を下げ、大幅な消費電力の削減(省エネ)に直結するとして、清掃の実施を強く推奨しています。
参照元:環境省ガイドライン(PDF)
つまり、自分たちで行う「簡易的な水洗い」だけでは、環境省が認めるほどの「電気代削減(利益)」は生み出せないのです。
メーカーに「交換」を勧められても、まだ諦めないでください
メーカーは充填材が目詰まりを起こすと、安全を期して「新品交換」を推奨します。しかし私たちは、安易に交換を促すのではなく、「培ってきた独自の洗浄技術でどこまで新品の状態に近づけ、再生できるか」に、とことん挑戦します。
冷却塔 充填材復活スケール清掃について、詳しくはこちら
【驚きの再生事例:ビフォーアフター】
Before
自分たちで洗っても全く落ちなかった、ガチガチに固まったスケール

After
弊社の「充填材復活スケール清掃」後。隙間がスッキリ通り、新品同様の通風を回復!風が通ることで冷却能力大幅に向上!

作業風景
普通に高圧洗浄機で洗っても落ちないため、ルーバーを取り外し充填材の表面に付着したスケールを落としきれいに清掃します。

除去されたスケール屑
充填材に付着していた大量のスケール屑。これを高圧洗浄機だけで落とすことは不可能です。

独自の清掃技術を使い、交換費用の数分の1で性能を復活させます。製造中止や廃番になった旧型冷却塔(セイコー化工機、日本スピンドル製造等)の復活事例も多数ございます。
充填材復活スケール清掃の実績一覧は、こちらをご覧ください。
対象冷却塔メーカー(製造中止モデルも対応可)
「古いから交換しかない」と言われた機種でも、清掃なら再生可能です。
- 空研工業
- 荏原冷熱システム(旧:荏原シンワ)
- 三菱ケミカルインフラテック(旧:三菱樹脂)
- 日立グローバルライフソリューションズ(旧:日立アプライアンス)
- セイコー化工機
- 日本スピンドル製造
【無料診断】充填材交換を検討する前にご相談ください!
高額な見積りを発注する前に、まずは弊社の「冷却塔 充填材復活スケール清掃・無料診断」をご利用ください。九州北部エリア限定で、現場にお伺いして「充填材を清掃で再生できるかどうか」をその場で判断いたします。
お問合せはこちら
- お電話で相談(平日:9:00~17:00)
📞0968-79-7177
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