株式会社セールスエンジ

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Vol.20 40年以上使用したセイコー化工機製冷却塔の充填材を復活!スケール目詰まり改善事例

こんにちは!冷却塔トラブル改善プロ、セールスエンジの杉山です。

今回は、40年以上使い続けてこられたセイコー化工機製冷却塔の充填材を、清掃によって復活させた事例をご紹介します。

夏場になると冷却水の温度が高くなり、冷却効率がかなり低下している状態でした。

お客様も充填材の交換を検討されていましたが、セイコー化工機は2007年に冷却塔事業から撤退しており、部品供給も終了しています。さらに、設備全体も老朽化していたため、冷却塔だけを数百万円かけて更新するには稟議が通りにくく、大変困られていました。

そこで弊社にご相談をいただき、現場を確認したところ、充填材にはカルシウムやシリカを含むスケールがガチガチに固着していました。状態を見た限りでは「取れないことはない」と判断し、弊社の充填材スケールはがしをご依頼いただきました。

結果として、充填材交換と比べて大幅にコストを抑えながら、風の通りを回復させることができました。

冷却水の温度が下がらない原因は、充填材のスケール目詰まりでした

冷却塔は、充填材に水を流し、そこに風を通すことで冷却水の温度を下げます。つまり、充填材にスケールが詰まって風が通らなくなると、冷却塔としての能力が大きく落ちてしまいます。

今回の冷却塔も、外から見ると運転はできているように見えました。しかし、ルーバーを取り外して内部を確認すると、充填材が見えないほどスケールで目詰まりしていました。

長年使い続ける中で、カルシウムやシリカが少しづつ蓄積し、最終的には充填材の隙間をふさいでしまっていたのです。この状態になると通常の高圧洗浄だけでは簡単に落ちません。表面を水で流す程度では、固着したスケールは残ったままです。

そのため、冷却水の温度が下がらず、夏場になると冷却効率の低下が大きな問題になっていました。

作業風景|高圧洗浄だけでは落ちないスケールを手作業ではつる

今回の現場では、まずルーバーを取り外し、充填材の表面に付着したスケール状態を確認しました。

冷却塔充填材清掃

すると、充填材の表面だけではなく、内部の隙間もスケールが入り込み、完全に目詰まりしている状態でした。

叩いても簡単には落ちないほど固着していたため、ケレン作業で少しづつスケールをはつり落としていきます。高圧洗浄機だけで無理に落とそうとしても、固着したスケールは取れません。

場合によっては、充填材を傷めてしまう可能性があります。

そのため、現場ではスケールの硬さや付着状況を見ながら、手作業で丁寧に除去していきました。

充填材のスケールをケレンではつる様子

「充填材に固着したスケールを電動ケレンで除去している様子」

メーカーに「交換」を勧められても、まだ諦めないでください

充填材が目詰まりを起こすと、メーカーや業者からは安全を見て「新品交換」を勧められることがあります。

もちろん、新品交換が必要なケースもあります。

ただし、すべての冷却塔が交換しか選択肢がない訳ではありません。

特に今回のように、

  • 冷却塔が古く、部品供給が終了している
  • メーカーが冷却塔事業から撤退している
  • 設備更新には高額な費用がかかる
  • 稟議が通りにくい
  • まだ本体を使える可能性がある

このような場合は、充填材を清掃で再生できるかどうかを確認する価値があります。

弊社では、安易に交換を勧めるのではなく、まずは、現場を確認し、独自の清掃技術でどこまで性能を取り戻せるかを判断しています。

「古いから交換しかない」と思われていた冷却塔でも、実際には清掃で復活できるケースがあります。

【驚きの再生事例:ビフォーアフター】

Before|40年以上蓄積したスケールで充填材が目詰まり

施工前は、充填材にスケールがガチガチに固まっていました。

風の通り道がふさがれており、冷却塔として十分な性能を発揮できない状態でした。充填材の隙間が見えないほどスケールが付着していたため、冷却水の温度が下がりにくくなっていたと考えられます。

「40年以上使用した充填材に固着したスケール」

冷却塔充填材清掃ビフォーアフター
After|スケール除去後、充填材の隙間が復活

施工後は、充填材に詰まっていたスケールを除去し、隙間がスッキリ見える状態まで回復しました。

風が通るようになることで、冷却塔本来の冷却能力を取り戻しやすくなります。

充填材は、水と空気を効率よく接触させる重要な部品です。

そのため、スケールで目詰まりしていた部分が改善されるだけでも、冷却効率の回復につながります。

「充填材スケールはがし後、通風が回復した状態」

冷却塔充填材清掃ビフォーアフター
除去されたスケール屑

作業後には、充填材に付着していた大量のスケール屑が回収されました。

これだけのスケールが充填材に詰まっていれば、風が通らなくなるのも当然です。特に、長年蓄積したカルシウム系。シリカ系のスケールは、高圧洗浄機だけで落とすことは困難です。見た目には少し汚れている程度に見えても、実際には内部で固着し、冷却塔の能力を大きく落としていることがあります。

「充填材から除去された大量のスケール屑」

冷却塔スケール清掃

交換費用の数分の1で、冷却塔の性能回復を目指します

今回のようなケースでは、充填材を新品に交換するとなると高額な費用がかかります。

さらに、古い冷却塔では「交換部品がない」「メーカー対応が難しい」といった理由で、更新しか選択肢がないと思われがちです。しかし、充填材そのものの破損が大きくなければ、清掃によって再生できる場合があります。

冷却塔の充填材スケール清掃の実績は、こちらをご覧ください。

弊社では、冷却塔の充填材スケールはがし専用ページをご用意しています。実際の施工事例や、充填材スケールはがしの詳しい内容はこちらからご覧いただけます。

👉 冷却塔 充填材スケールはがし専用ページはこちら

https://reikyakuto-pro.com/

対象冷却塔メーカー(製造中止モデルも対応可)

  • 空研工業
  • 荏原冷熱システム(旧:荏原シンワ)
  • 三菱ケミカルインフラテック(旧:三菱樹脂)
  • 日立グローバルライフソリューションズ(旧:日立アプライアンス)
  • セイコー化工機
  • 日本スピンドル製造

「古い冷却塔だから交換しかない」と判断する前に、一度ご相談ください。

まとめ

今回は、40年以上使い続けてこられたセイコー化工機製冷却塔の充填材を、スケールはがしによって再生した事例をご紹介しました。

冷却水の水温が下がらない原因は、冷却塔本体の寿命だけではありません。充填材にスケールが詰まり、風が通らなくなることで、冷却効率が大きく低下しているケースがあります。

特に、古い冷却塔や製造中止になった冷却塔では、部品交換や本体更新が難しいこともあります。そのような場合でも、清掃によって充填材を復活できれば、交換費用を抑えながら冷却能力の回復を目指せます。

メーカーに「交換しかない」と言われて場合でも、まだ諦める必要はありません。

充填材交換や冷却塔更新を検討する前に、まずは清掃で再生できるかどうかを確認してみてください。

【無料診断】充填材交換を検討する前にご相談ください

高額な充填材交換や冷却塔更新を発注する前に、まずは弊社の冷却塔 充填材スケールはがし・無料診断をご利用ください。

九州北部エリア限定で、現場にお伺いし、充填材を清掃で再生できるかどうかを確認いたします。

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記事を書いた人

杉山 哲也

株式会社セールスエンジ 代表取締役社長

杉山 哲也

「冷えない」「流れない」「詰まる」その時の不安を、すぐに解消できる存在でありたい。工場の安定稼働を陰で支える“縁の下の力持ち”として、冷却塔の管理に取り組んでいます。
このブログでは、専門的な内容をわかりやすく嚙み砕き、設備担当者の方がすぐに活かせるヒントを発信しています。
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