株式会社セールスエンジ

「設備の未来(あした)をささえる」
冷却塔トラブル改善プロ

水道水を使っているのに、なぜ藻が繁殖するのか?

水道水を使っているのに、なぜ藻が繁殖するのか

冷却塔(クーリングタワー)の補給水に水道水を使っているのに、なぜ藻や雑菌が繁殖するんですか?聞かれることがあります。水道水は滅菌されているため、藻などは繁殖しないと思われていることが良くあります。

冷却塔(クーリングタワー)の循環水は、外気を水にあてて水を冷やしています。空気中には様々な、雑菌やウイルス、レジオネラ属菌などが浮遊しており、その空気と冷却水が接触すると、水は雑菌に汚染されます。

水道水には、塩素が入っており、殺菌効果がありますが、それも、わずかな時間です。塩素は、すぐに揮発し殺菌効果は持続しません。なので、冷却水は循環してうちに、どんどん汚染され、雑菌が大量に繁殖します。

冷却塔(クーリングタワー)に水道水を入れているからと言って、きれいな状態は保てません。冷却塔の循環水は、トラブル防止のためにも除菌対策は必要になります。

Youtubeでも解説していますのでご視聴ください。

記事を書いた人

杉山 哲也

株式会社セールスエンジ 代表取締役社長

杉山 哲也

「お客様の『困った』を解決し、日本製造業の生産性向上に貢献する」を理念に、冷却塔の水質管理やメンテナンスで工場の安定稼働を支える専門家。ブログでは、冷却塔や水処理に関する役立つ情報を発信しています。
冷却塔のトラブルでお困りでしたら、お気軽にご相談ください。

公式SNS