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冷却塔(クーリングタワー)のブローの仕組み

冷却塔(クーリングタワー)のブローの仕組み

冷却塔(クーリングタワー)は、熱交換装置で使用される冷却水を循環させて冷却し再利用する装置です。開放式冷却塔と密閉式冷却塔の両方において、冷却水は蒸発によって濃縮されます。この濃縮された水は金属部分の腐食や藻の発生、スケール析出(カルシウムやシリカなど)の問題を引き起こす可能性があります。これを防ぐために、濃縮された水の一部を捨てる必要があります。この作業を「ブローダウン」と呼びます。

自動ブロー装置とは

自動ブロー装置は、冷却水の水質管理において重要な役割を果たしています。冷却水の水質が悪化すると、自動的に水を給水し、ブローを行うことで濃縮を防ぎます。自動ブロー装置では、あらかじめ設定された導電率の上限値に達すると、電動バルブが開いて新しい水を供給します。また、電気伝導率(汚れ度)センサーを使用して、不純物の増加に伴って自動的にブローダウンを行います。

YouTubeでも自動ブロー装置について解説していますのでご視聴ください。