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冷却水管理の要!自動ブロー装置の不具合とその対策法

自動ブロー装置の不具合について

自動ブロー装置は冷却水の品質を監視し、不純物が増加すると水の入れ替えを行う装置です。不純物の増加は電気伝導率の変化として検出されます。しかし、自動ブロー装置の不具合の原因として、冷却水系統の機器からの漏電が関係している場合があります。この場合、具体的な漏電の原因を特定するのは難しいことが多いですが、水アースを使って冷却水にアース線を浸し、電気を逃がすことで対処するのが効果的な解決策となります。

自動ブロー管理装置

自動ブロー装置の不具合と対策

電気伝導率が安定しない

電気伝導率が安定しない主な原因は、水中の微弱な電気の漏れです。この電気漏れがセンサーに影響を与え、異常な数値を表示することがあります。

電気漏れ対策

電気漏れを解消するためには、電気伝導率センサーの近くにアース線を設置し、電気を逃がす対策を取ります。これにより、微弱な電気が水中に漏れず、装置の正常な動作が回復します。ただし、漏電の具体的な発生源を特定するのは難しい場合もあります。

原因の特定が難しい理由

自動ブロー装置の不具合が解決された際に原因の特定が難しい理由は、電気漏れの発生源を具体的に特定するのが難しいからです。漏電がどこから来ているのかを特定するのは困難なことが多いため、完全な原因解明は難しい場合があります。

動画について

YouTubeでは、冷却塔(クーリングタワー)の自動ブロー装置の不具合について解説しています。ご視聴ください。

まとめ

自動ブロー装置の不具合は、水中の電気漏れが主な原因です。この問題を解消するためには、アース線を使って電気を逃がす対策が効果的です。しかし、具体的な漏電の発生源を特定するのは難しいことが多いです。定期的なメンテナンスと適切な対策を行うことで、自動ブロー装置の正常な動作を維持し、冷却水の品質を保つことができます。

記事を書いた人

杉山 哲也

株式会社セールスエンジ 代表取締役社長

杉山 哲也

「冷えない」「流れない」「詰まる」その時の不安を、すぐに解消できる存在でありたい。工場の安定稼働を陰で支える“縁の下の力持ち”として、冷却塔の管理に取り組んでいます。
このブログでは、専門的な内容をわかりやすく嚙み砕き、設備担当者の方がすぐに活かせるヒントを発信しています。
対応エリア:九州北部(福岡・熊本・佐賀・長崎・大分)

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